茅ヶ崎方式の副産物1
遅ればせながら恩田陸の「蜜蜂と遠雷」を読見ました。恩田陸はこれまでも10冊近く読んでいる好きな作家ですが、クラッシックがテーマだと知りなんとなく食指が伸びませんでした。
読んだきっかけは茅ヶ崎のニュース。「蜜蜂と遠雷」が直木賞のみならず本屋大賞も取ったというニュースでした。結構皆さん興味を持たれて、読んだという生徒さんが他の生徒さんに本を貸したり、新たに購入されて読まれたり・・・。またその本がクラスで回ったりと反響が大でした。
私はと言えばクラッシックわからないから読んでもなあ・・と思っていたのですが、読んだ人たちが絶賛するので生徒さんからお借りしました。3日で読みました。面白かった!さすが恩田陸です。ピアノコンテストの話でコンテストで演奏された曲がたくさん出てくるのですが、作者の楽曲の描写を読んでいるとこんな曲かなあと想像力が掻き立てられ無性に聞きたくなりました。幸い今はPCでいろいろ聞けるので今は本を片手に出てきた曲を聴いています。
で、あまり興味のなかったクラッシックに少し興味がわいてきました。本に出てきたバルトークやラフマニノフ、プロコフィエフ(音楽の教科書で見たような・・・)もっと聞いてみようと思っています。きっかけとなったニュースに感謝しています。さあ、次はどの曲聞こうかな・・・。
ちなみに、今はKazuo Ishiguroがやはり話題です。既に本の貸し借りが始まっているクラスも。うちは主に大人の教室ですが、茅ヶ崎方式は大人の好奇心をくすぐり、更なる楽しみを与えてくれる面白さがあります。それが茅ヶ崎の良さの1つだと私は思っています。