ローマ

イタリアシリーズ1回目を投稿して以来中々更新できずもうこの企画は1回で終わりかと危惧されていた皆様(いないと思いますが・・・)再開です!とはいえこれからサクサクと進めたいと思います。

ローマの第一印象は衝撃だった。空港からタクシーで町に入ったのが夕方。夕暮れの中目に入ってきたのが巨大遺跡!暮れ行く街に遺跡!そして車が進むうちに日が暮れて今度はライトアップされた様々な建物!噴水もある!何が何だか分からないけど遺跡や古い建物好きな私はその壮大さ、華麗さに目を奪われ大興奮!ローマ凄い!これからの旅に期待感が高まる。

しかし、行きの飛行機で日本人学生が教えてくれたようにローマはカオスだった!いろいろなことが日本のようにスムーズに進まない。バチカンの法王庁やコロッセオで並ぶにしても、どの列に並んだらいいか分からない。日本だったらしつこいくらいに表示が出てたり、係員がうるさいくらいに教えてくれるのに、一切(じゃないかもですが)ない!分からないからしばらくウロウロして、係官を見つけて聞こうとすると結構冷たい対応!でもおばちゃんはしつこく聞きようやく並ぶべき列を見つけるが、今度は遅々として進まない。コロッセオでは11時予約なのに入ったのは12時半近く。何でも安全のため入場制限をしているとのこと。でも、時間で予約してるんだったらそこで人数制限もしろよ!と思わず叫びたくなる!

まあ地下鉄の閉鎖もそうだけど時間の流れがゆっくりしている。それを日本のように焦ってもだめなのかなと思う。限られた時間しかないからと言ってついつい予定を詰め込み、うまく行かないとイライラしてもこの街では通用しない。そのいい加減さ、いやゆったりさを楽しむ余裕が必要かな。

ホテル付近の街並み

とはいえやはりローマは凄い。コロッセオもフォロ・ロマーノもスケールが大きくて2000年?の時を経て私たちが目にすることができるというのは感動的だ。でも観光地は観光地。人も多いしわちゃわちゃしている間に時間が過ぎてしまう。それより私が楽しいのは普通に街の中に入って散策し、バスや地下鉄に乗り、買い物して、食事すること。それで街の一部になった気になる。カフェではテーブルやいすを通りにだして食事やお酒を楽しむ人たち。噴水や広場も多く地元の人々が集ってくつろいでいたりパフォーマンスを見たり。物売りもいる。街並みも素敵だ。駅に行くときにいつも通る石畳の道、建物のステンドグラス、建物ごとに違う大きな入り口のドア。そして何よりもいたるところにある遺跡。観光地ではないけど大きな遺跡ー建物や門や壁ーが歩いていると普通にある。ローマの中心部だけしか行っていないが、いわゆる大型店舗はない。ブランドショップも、スーパーも石造りの建物の中に入っていてけばけばしい看板もない。居心地がいい。

最終日には予定を詰め込まずパンテオンからナヴォーナ広場辺りを散策。疲れると広場の日陰に座ってボーっとする。丁度噴水の掃除が始まっておじさんたちが噴水の底の栓を抜いてホースで水をかけるなんていう珍しい光景も見られた。お昼はおばちゃんたちが手延べ(?)しているパスタ。もちもちして美味しかった!お気に入りのチョコレート屋さんVenchiで念願のチョコレートアイスも食べた。のんびりとした1日となった。次回はベネチア。

パンテオン前の広場

ナヴォーナ広場の噴水

ホテルの近くの遺跡